FP法人㈱マネーデザインの 中村です。

 首都圏は相変わらず大気の状態が不安定で、特に北部山沿いでは、局地的に強い雨がふっているようです。この状態はなかなか解消せず、木曜日当たりまで続く予報です。低気圧の動きが日本の東にある高気圧に行く手を遮られ、とても遅いのがその原因だそうです。今日も傘を持ってお出かけした方が良さそうです。でもとても湿気がありますので、蒸し暑いので、外出時タオルがあった方が良いですね。

 さて、昨日に引き続き、金融マーケットについて、その中でも今日は少しヘッジファンドについてお話していきます。

 皆さん良くヘッジファンドをいう言葉を金融ニュースの中でお聞きになると思います。よく、短期筋による買いが入ったため、株価が上昇した、などという解説がなされますね。特に大きく動く理由がない時に、「ヘッジファンドによる買い・売りが入った」などと都合よく解説されます。では、彼らヘッジファンドとはどういう実態なのでしょうか。

 最も有名なヘッジファンドは、ジョージソロス率いる「ソロスファンド」でしょう。しかし、2013年1月時点で最大の資産運用額を誇るのは、ブリッジウオーターアソシエイツで約8兆3千億円(1ドル=100円で換算、以下同じ)です。以下、JP Morgan Asset Management 4.4兆円 ブレバンハワード 4兆円と続きます。

 それでヘッジファンド全体の資産運用額は2014年3月末で約270兆円と言われています。一般に全世界での株式の時価総額が約5,500兆円 債券が1京円と言われていますからその割合は1-2%程ということになります。しかしヘッジファンドはレバレッジ(てこのこと、少ないお金で、大きな金額を動かすという意味、先物、FX等がある)をかけますので、やはり割合的にはもう少しあがると考えられます。

 ここまで来ると、天文学的な数字で、実感がまったく湧きません。しかし、金融マーケットを俯瞰してとらえることは、とても大事なことですので、敢えてここに載せてみました。

 また、ヘッジファンドの「ヘッジ」という意味は、「回避」「防止」という意味があり、リスクをヘッジする、という言葉が由来だと考えられています。

 では、彼らはどのようにして日本市場へ影響を与えるのでしょうか。例えば、株式市場や債券市場へ実際にに資金を投入する時は、証券会社(実際は外資系証券会社)を通じて売買のための資金を入れます。ですのでよく日本株における外国投資家の売買シェアというのが話題になりますが、これは主に海外ヘッジファンドがどの程度資金を入れて売買しているかをあらわす、重要指標になります。
 (参考、東京証券取引所、「投資部門別 株式売買状況」 http://www.tse.or.jp/market/data/sector/ をご参考にして下さい。

 特に2012年秋から2013年6月までの期間は、日本株への期待感から、約10兆円近く買い越しました。これがアベノミクス相場を形成した理由の一つと言われています。

 また、ヘッジファンドへの資金の出し手は、年金基金、金融機関、政府系ファンド、大学財団、ファミリーオフィス、プライベートバンク等となっています。

 明日も、ヘッジファンドについてもう少し述べて行きます。

 皆さん、よい一日をお過ごしください。