FP法人㈱マネーデザインの 中村です。

今日はいよいよ、関東甲信越も梅雨明けの発表かもしれません。昨日は、大気の状態も安定し、関東南部では、にわか雨はありませんでした。今日も、にわか雨の心配はほとんどなし、安定した晴天がしばらく続きそうです。よく梅雨明け十日、という言葉があります。この期間は、大気が安定して、じりじりと暑い夏が10日程続く、という意味です。予報ですと、しばらくは、安定した夏ゾラが続くようです。

さて、先週から資産運用の基礎的な事項を改めて確認しています。

今日は貯蓄から投資への流れの中で、NISAを取り巻く環境について、見て行きたいと思います。

1. NISAの最新状況

以下のサイトは、金融庁が今年6月にまとめた、NISAの最新状況です。

http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20140623-1/01.pdf

その要旨をまとめますと、

1. 総口座数は約650万口座
2. 内60歳台以上の割合が59.8%
3. NISA総買付額は、1兆34億4,608万円
その商品別内訳は、 上場株式 3,645億1,357万円 (36.3%)
投資信託 6,212億0,822万円 (61.9%)
ETF 91億0,417万円 (0.9%)
REIT 86億2,012万円 (0.9%)
4. 若者層がNISAに積極的でない理由は、資金的余裕がない、投資に対するネガティブなイメージがある など

その中で、若年層が、投資に対するネガティブなイメージがある、という点は、とてもショックな内容でした。

すでに、世の中の流れは、日本政府の意図としては、デフレ経済からインフレ経済に舵を切っていることは誰も否定できないでしょう(それが実態経済に反映しているかは、別問題です)。これを言い換えると、デフレ経済下では、現金が一番強かったので、仮に何もしないで、タンス預金として保管していても、お金の価値はあがって来ました。しかし、インフレ経済下になりますと、そのまま現金で持っていることは、その価値が自然に減価し、何らかの方法で運用をしていかないと、実質価値が目減りしていくことになります。

では、これをどの商品で達成していくのか、やはり適切な投資信託の選択、活用が肝要だと思います。この辺りは、専門家であるFPにたずねて頂き、適切なアドバイスを受けながら、ご自身の金融リテラシ―をあげて行くことが近道だと考えます。

2. NISAの留意点

1. 特に金融機関の選択では、銀行をNISAの口座開設先に選びますと、株式投資ができず、キャピタルゲインの非課税というメリットを享受できないので、投資家の方々は、NISAで利用したい商品が、その金融機関で扱っているかどうかを、まず確認すべきです。

2. 株式投資信託の分配金に関しては、普通分配金は運用益により生じた収益から支払われますので、運用益は非課税の対象になりますが、元本払戻金(特別分配金)は元本の一部払い戻しで運用益ではないので、課税対象外で非課税のメリットはありません。

3. 複数の金融機関等でNISA口座を開設はできない(一人一口座)

4. NISA口座と特定口座、一般口座との損益通算は、できない

5. NISA口座で売却した場合、当該売却のより生じた非課税投資枠を再利用することはできない

6. 上場株式等の配当金等が非課税となるためには、「株式数比例配分方式」を採用すること

口座開設にあたってはもう一度住民票が必要となりますので、注意して下さい。

今日は、NISAの取り巻く環境と注意すべきポイントをお伝えしました。

では、1週間の始まり、今日も良い一日をお過ごしください。