FP法人㈱マネーデザインの 中村です。

昨日は本当に蒸し暑かったですね。結局東京は夕立は降らず、なんとかもちました。今日は、昨日に比べにわか雨の範囲が限定され、関東南部では雨の心配はなさそうです。しかし蒸し暑さは変わらず、今週木曜日以降、週末まで広い範囲でゲリラ雷雨が起こりやすい気象条件だそうです。なかなか梅雨明けしませんね。

さて、昨日から資産運用の基礎的な事項を改めて確認しています。

では、早速一つクイズを、

「金融の世界で、一番大事な概念は何ですか?」

と、問われた場合、皆さんは何と答えますか? 私は

迷わず 「金利」と答えます。

おおよそ、この世の中に存在するあまたの金融商品の中で、金利の影響を受けないものは、多分皆無ではないでしょうか。例えば金利が1%上昇する(下降する)事は多方面で多大な影響を与えるでしょう。

そもそも金利とは

金利は、お金を貸し借りする際の使用料または貸借の対価で、その種類は、単利か複利、固定か変動、などがあります。特に複利はお金を増やすための重要な手法であり、これなくしてお金を効果的に増やすことはできません。

基準金利

金利の高低は経済の景気動向を完全に左右します。例をあげると各国政府や中央銀行が政策金利を変更することによって基準金利を決定できる場合が多いです。日本の場合、日銀のサイトに基準金利の推移が掲載されています。以前は公定歩合が基準金利として使われていましたが、現在は基準割引率及び基準貸付利率と呼ばれています。

https://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/discount/discount.htm/

また、O/N Call Rate(オーバーナイト無担保コールレート) (コールレートとは銀行間の貸出に使う基準金利のこと)も基準金利としてよくつかわれます。

また、アメリカの基準金利はFederal Fund Rateが基準金利としてよく使われます。

主要国の政策金利の時系列の数値を見る場合に良いサイトは、外為どっとコムさんの以下のサイト

http://www.gaitame.com/market/newyork.html

がとてもよくまとまっています。

名目金利と実質金利

また違う側面から見ますと、金利には、名目金利と実質金利が存在します。名目金利は、額面にかかる金利であり、実質金利は名目金利から期待インフレ率を差し引いた分であります。通常、名目金利は0%より下がりませんが、実質金利はマイナスの値をとることがあり得ます。

先日、欧州のマイナス金利が話題になりましたが、もう少し正確にみると、欧州の民間銀行がECB(欧州中央銀行)にお金を預けるとマイナス金利になる、ということです。預けた方が金利を取られるのです。これの意味するところは、平たく言えばお金が余ったなら、それを民間に貸し出しなさい、ということです。しかし良く考えてみると、民間銀行には現金保持という手段があります。民間銀行は、余資をECBに預けると損をする ->では民間企業に貸し出そうか? ->いや、貸し倒れになったら実質マイナス金利と同じことだ ->では現金のまま、手元に置いておこう、というロジックになります。ということは、0%以下の金利は何であれ、あまり意味を持たないということになります。

名目金利と為替

また、各国間の金利差は、外国為替に多大な影響を与えます。よく言う円キャリートレードとは、金利の低い円でお金を調達して、その円を売ってドルを買い、金利の高いドルで運用することにより、もうけようとする行為といえます。

今まで見てきたように、金利は色々な金融商品に様々な影響を与えます。ですので、これからの金融の動向を推測するのに、金利を見て行くことは欠かせないこととなります。

では、良い一日をお過ごしください。