FP法人㈱マネーデザインの 中村です。
この週末は、雨も降らず、お出かけ日和になりました。皆さんどこかにおでかけになりましたか? 特に日曜日は、曇り空だったのが逆に強い日差しを和らげ、少しだけ過ごしやすい一日でしたね。今日は関東地方は曇り空、じめじめした日となりそうです。東京地方は夕方からにわか雨の予報、そろそろ梅雨明けの日も近づいてきそうな予感です。今度の週末には、梅雨明けの声も聞かれるのでしょうか。お子様のいらっしゃるご家庭は、来週から夏休みのが始まる学校も数多いのでは。それもまたお母様達は大変な日になるかもしれません。
さて、昨今日経新聞でも資産運用の記事が目につくようになってきました。昨日の日経一面では子どもNISAが2016年に新設される記事でした。また、菅官房長官は、現在のNISAの非課税枠を年100万から200万円~300万円へ増加することを検討することを表明しました。また期間を段階的に延長することも検討し、これらの改正は、多分来年度改正でよほどのことがない限り実現するでしょう。
では、何故今これらの改正がなされるのでしょうか。
今、個人資産1,600兆円の半分以上が、60歳以上の世代に滞留しているのが現状です。NISAの活用も高齢者世代が中心です。政府もこの年齢偏重の事態をどうにか改善し、若い年齢層にも投資を促し、将来に向けて経済を活性化したい、との思いがあるのでしょう。また、シルバー世代から現役世代への資産移転を推進したいとも思っています。
では現役世代である、20-40代世代が、何故NISAに関心を示さないのか、その理由を探ってみますと、
1. 投資に回すお金がない
2. 投資をどのようにすべきなのか、またそのような商品があるのかわからない。
3. 投資を考える、時間的、心理的余裕がない
4. 投資をして損したくない
等をあげることが出来ます。しかし、2、または4については、適切なコーチがついてご自身で勉強をする意欲があれば、このハードルは乗り越えることができそうです。
また、1については、如何に種銭となるお金をためるか、このノウハウを授かれば、少しでも早い段階であるまとまった金額を投資することができます。
4についてみても、適切なコーチングを受け、リスク管理をしっかりしていけば、ある程度のリスクは避けられるのではないでしょうか。
そう見て行くと、すべて豊富な経験と知識に裏づけられたコーチにめぐり合うことができれば、これらの諸課題は解決できるものだと考えます。

そこで、我々FPの出番になります。

 
日本人は、小さい時からお金に関する事を話すことはいじきたないこと、人前で話すのはダメだ、と教育を受けてきた方々が多いのではないでしょうか。
しかし、これだけ経済システムが確立し、さらに複雑化してきた世の中で、お金に関する初等教育から高等教育まで、あまりにもおざなりにされ、無知のまま社会に出された人が多すぎると思います。
例えば、社会人になって、サラリーマンが源泉徴収票の読み方が分らない、では、徴収されている税金や社会保険のの使い道にも関心を持たないのは至極もっともなことだと思います。
為政者からすると、何も文句を言わない国民の方が扱いやすいのは当然のことです。ですからうがった見方をすれば、意図的にお金に関する教育をしないで、政府から言われた通りの事に納得するように仕向けた方が、都合が良いわけです。
しかし、私の周りを見ていると、あまりにもお金のこと、経済の事に無頓着で、みすみす色々なところで損をしているケースを山のように見ております。
弊社のミッションに、お客様に対する一つにお金に関する教育があります。それは一見専門的に見える知識でも、噛み砕いてわかりやすく説明することによって、知識が智恵に変わっていき、本当に御自分のものになっていくことをお手伝いすることです。
智恵があれば、こんなことにはならなかった、ということを出来るだけなくすことが弊社の使命でもあります。

 ここが弊社の原点の一つでもあります。

 
時々、私自身も振り返って、このミッションを再確認して改めて業務に取り掛かるよう、意識はしております。
あす以降は、少し具体的な投資に関してのお話をしていきます。
では、良い一日をお過ごしください。