FP法人㈱マネーデザインの 中村です。
 今日は昨日と変わって気持ちの良い晴天ですね。日差しは強いですが、湿度低め、木陰では快適な様気となりそうです。洗濯物もばっちり乾き、雨の心配もないでしょう。でもこの季節は紫外線対策は念入りに。ケアを怠りますと、後々つらくなってしまいすから。
 さて、前回からシニア世代の海外ロングステイを考えるとして、連載が始まりました。
 シニア世代のセカンドライフの一つとして、移住ではなく1年のうちに数カ月海外の物価の安い国で暮らす海外ロングステイがここ数年脚光を浴びています。皆さんもどこかでお聞きになったことがあるかもしれません。
 最近の円安で以前に比べ、その優位性が少し薄れてきた感は否めませんが、シニア世代のセカンドライフの過ごし方として少しチャレンジする、新たな生き方も素敵ではないかな、と思っています。
 
 しかし、海外生活ですから色々な面で不安が出てくるのも当然の事。それをしっかり解決しながら、ご夫婦でセカンドライフを楽しむのが最適だと考えます。
 今回も海外ロングステイをするにあたって、具体的に注意すべき点を具体例を上げて述べていきます。
 第ニ回は、「海外ロングステイヤ―が日本で年金を受け取るのってどうやるの」です。
海外に居住しているロングステイヤ―の方々が年金を受け取る方法は、基本的には外国送金の方法で行われます。
 それをしてもらうには、「年金の支払を受ける者に関する事項」を年金事務所に提出することが必要です。この書類に基礎年金番号等必要事項を記載し、さらに外国銀行で受け取りを希望する場合は、銀行名、支店名、銀行の所在地、口座番号の欄も記入し受取り銀行の口座番号が確認できる書類を添付して提出します。
 届け出は、年金支払い日前々月末日までに済ませてください。そうしますと、初回からスムーズに年金の受取が開始できます。
 また、年1回誕生月に「現況届」の提出が必要です。日本年金機構から、年金受給権者あてにお誕生月の前月下旬に現況届が発送されますので、これに滞在国の日本領事館等で発行した在留証明書を添付して下さい。
 外国送金手数料は国が負担してくれます。これはとても優位な制度ですので、活用しない手はありません。
 次回は、ロングステイヤ―が注意すべき税金のポイントをお送りします。