50代の資産形成で失敗しないために!「老後資金作りのコツ」を押さえよう

50代になって初めて資産運用するという方も沢山いらっしゃいます。いくつになっても資産形成はできますが、ひとつの特徴として、50代では老後資金を意識します。今回は、50代の資産形成について、具体的な投資先も交えて解説します。

50代資産形成

人生100年時代の50代というと、人生の折り返し地点です。

50代は、これからまだ長く続く、セカンドライフのほんのスタート地点と言っても過言ではありません。

それまでは、どちらかというと働いて得たお金は、子供の教育費等の家族のために費やしていたのですが、50代以降からは、少しずつ自分の老後のための資産形成も考えなければならないタイミングになります。

今ではもう一般常識ですが、年金だけで生活ができないのは周知のこととなっています。

ちなみに、2019年にあった老後2000万円問題は記憶に新しいと思いますが、その計算根拠は平均的な夫婦2人の年金受け取り世帯が平均的な生活をすると年金だけだと毎月8万円足りなくなり、おおよそ平均寿命まで存命した場合には(65歳~85歳前後)累積で約2000万円足りなくなるというものでした。

人生100年時代という長生きの時代がくること、自然災害が増えている状況、人口減で更に年金が減っていく可能性などを考えると、もっと必要な気がしてなりません。

一方では、晩婚化で50代というとまだまだ子供の教育費がかかる方も多く、一方で成熟社会の日本では右肩上がりで収入が増えていく時代も終わり、消費税増税などの社会負担も多くなり資産運用できる余力のない方が多いのが現実です。

50代資産運用

それでは、これからの日本において、50代の資産運用はどうすれば良いのでしょうか?

それは、持てる資産全てを資産運用していく、という発想です。

50代で持てる資産全てとは、以下の3つです。

  1. 自分という資産
  2. 金融資産
  3. 不動産資産

以下 一つずつ説明していきます。

1.自分という資産

今まで50年以上生きてきた経験があります。その経験と蓄積を生かして長く働くということです。

人生100年時代に60歳とか65歳で引退してしまうのは早すぎます。又働くということは健康や生きがいにつながります。そうすることで収入も得られ、病気などのマイナス的支出も減らせ一石二鳥です。

セカンドライフで働く仕事の内容は収入よりも自身がやりたいことを追求するとなお良いかもしれません。

その意味で50代では次のステージに向けて働けるように自己投資をしていくのです。

2.お金の資産運用

50代のお金の資産運用は、そのお金の出口(使い道)をしっかり見据えることが重要です。又、ハイリスクハイリターンみたいな投資は避けた方が良いでしょう。

20代や30代では資産運用に多少失敗しても、後で取り戻せます。

50代では、資産運用で大きな失敗をしてしまったら取り戻せないうちに老後に入ってしまうかもしれません。

50代では、できるだけローリスク、そしてできたらミドルリターンが狙える資産運用を考えたいところです。

そして大事なポイントは、やみくもに増やす資産運用をしないということです。

その後の理想のライフデザインをイメージして、そして現在の自分の資産状況を洗い出しそのギャップを埋める資産運用計画を立てるのです。

そうすれば、目標達成に必要な分だけのリスクを取れば良い資産運用ができるようになります。

3.不動産資産の運用

私は、これからの日本では特にこの視点が重要と考えております。

というのも、50代の方が持ちうる資産の最大のものがこの不動産資産だからです。

まず、今住んでいる住居も資産ですし、相続により不動産資産を受け継ぐ!という方多くなると思います。

少子化と人口減少で不動産余りと言われる時代では、例えば、一人っ子どうしが結婚したら、父方、母方の両方の家を相続してしまう、なんて方もたくさんいると思います。

そこで、その持てる不動産を資産運用の視点でどう活用して、セカンドライフ生活に生かしていくかという発想がこれからは大事になるのです。

50歳からの財テク

50代というと、相続や退職金などまとまった資金を受け取る機会のある人も多いと思います。

でも、この年代の財テクは慎重であることが重要です。

間違っても、一発当ててやろうみたいな財テクは危険です。

前項でもお伝えした、目標を定めてその実現のためのリターンとリスクを把握してできるだけローリスクミドルリターンを狙っていく財テクです。

そのためには、リスク分散が狙える、インデックス型の投資信託や、又不動産投資なども立地を厳選することによりローリスクミドルリターンを狙える財テクになります。

又、住宅の住み替えで生まれた差額を老後資金などに充てるといった不動産資産の活用も財テクといえると思います。

最後に

以上、具体例を書きましたが、一番大事なのは、セカンドライフをどう過ごしたいかのライフデザインをしっかりもつことです。

言い換えれば、セカンドライフの幸せの形はどんな過ごし方なのかをしっかりと思い描き、その目標実現の資金計画をたててその計画を遂行していくことが50代から特に大事になる資産運用の方法です。

理想のライフデザインの実現に必要な資金の準備のために、資産運用計画をたてるのです。

その結果、資産運用しなくても実現できるのなら資産運用しなくても良いという発想です。

そうすれば、やみくもに高いリスクを取った運用をして、資産運用に失敗して老後財産を失ってしまうということもなくなります。

そして、より理想のセカンドライフ実現へと近づけることができるのです。

マネーデザインでは、上記の発想で、ご相談者の幸せ実現のお手伝いをしています。

執筆者 塩川 卓司
AFP 宅地建物取引士 証券外務員1種 生命保険募集人(シニアライフコンサルタント) 変額保険販売資格 高齢者住まいアドバイザー