【女性向け】50代独身の理想的な貯蓄額と貯金方法をFPが徹底解説!

50代独身で豊かな生活を送るためには、どのくらいの貯蓄が必要なのでしょうか。平均貯蓄額など、
実態と比較をしながら紹介します。また、貯蓄が不足していると感じている人に向けて、
プロの目線で貯蓄を増やす方法も解説します。

50代独身者の平均貯蓄額と理想の金額について

老後のためにどのくらいの貯蓄が必要なのかは、多くの方が気になるところだと思います。

年齢や性別を考えない場合の独身者の平均貯蓄額は、ざっと1100万円~1300万円(H26、総務省全国消費実態調査より)という状況です。
男女の別で見ると、男性1,118万円 女性1,279万円となり女性の方が若干貯蓄額が多いことがわかります。

一方で貯蓄額200万円以下の人の割合は、男性で30%、女性で24%もあり、
平均額という数値は、一部のたくさん貯蓄している人がその数値を吊り上げる傾向にあるということがわかります。

50代と60代という枠で見てみると、50代の男性の平均貯蓄額は1,482万円、女性は1,383万円
60代の男性の平均貯蓄額は1,611万円、女性は1,622万円
となっており、40代から60代にかけて年代が高いほど貯蓄額が高くなっていくのがわかります。

女性が一生独身で過ごす場合の必要な貯蓄額

同じく総務省の調査で、独身の会社勤めの人(自営業者以外)の65歳からの平均生活費は15万3,433円となっており、
一方で年金から得られる平均可処分所得が12万1,441円なので、公的年金だけでは月額3万円足りなくなるという試算が出ています。

(この数値は男女別にはなっていないのですが、男女でそんなに変わらないと
考えて良いでしょう。)

そして、仮に90歳まで生存するとした場合には、

月3万円×12か月×25年(90歳-65歳)=900万円が

65歳までに、必要になるという計算になります。

しかし、実際に準備するべき金額を考える場合には、
この900万円に加え、以下の2つのことを考える必要があるでしょう。

1つは、“人の寿命はいつくるかわからない!”という点です。

令和元年時点の平均寿命(0歳時点の平均余命)は、男性81.41歳、女性87.45歳
65歳時点の平均余命に至っては、男性84.83歳、女性89.63歳となっています。

しかもこの数値は年々伸びてきていて、人生100年時代が、現実的になってきています。

少なく見積もって将来不安になるより、少し多く見積もってみましょう。
仮に100歳までの準備として計算すると 月3万円×12か月×35年(100歳-65歳)=1,260万円足りなくなるということになります。

2つ目は、介護や終活のための費用です。

要介護の発生率は、80~84歳で27.8% 85歳以上になると60.0%となっており、長寿社会においては、介護はだれにでも起こり得る課題となっています。

生命保険文化センターの調査によると介護にかかる平均費用は、

当初一時金費用 70万円
月額自己負担額 月7.8万円
介護期間 4年7か月(55か月)

となり、全部を計算すると約500万円前後が平均でかかるということになります。

更に、認知症などの症状が加われば
身の回りの管理に必要な資金や死後の整理資金、

加えて「成年後見制度」などの後見人を司法書士や弁護士
に依頼する場合には、月数万円の費用がプラスで必要になります。

50代の貯蓄額の中央値は?

平均値に対して、中央値という考え方があります。

中央値とは、最小値と最大値を横に並べた場合に
ボリューム的に真ん中の位置にくるところを中央値といいます。

貯蓄額で考えた場合、最大値側の人が
とても大きな金額を持っているため、平均値は実感に比べ高い数値に
なってしまう傾向にあります。

そこで、周りの50代の多くは、いくらくらい貯蓄をもっているのか?
といったことを確認するには、中央値という数値を見るのが現実的です。

そこで、50代の貯蓄額の中央値を見てみると
「2人以上の世帯」の中央値600万円(平均値1194万円)
「単身」の中央値54万円(平均926万円)(2019年厚生労働省国民生活基礎調査)
となっています。

傾向としては、年齢が進めば進むほど、平均値と中央値の差が大きくなっていて、貯蓄を持っている人と持っていない人の差が大きくなっていくことがわかります。

しかも独身世帯ではその2極化がとても大きくなっている傾向にあるのが見えてきます。

50歳独身女性で貯蓄が無い場合

独身世帯の50代の貯蓄額の平均値と中央値の比較から、貯蓄が多い人と少ない人の差が大きいことがわかりました。

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50代独身の4割が貯蓄0というデータもあります。

実際に50代で貯蓄をもっていない人が多いことが見えてきたのですが、50代という年代は人生の折り返し地点で、まだ半分の人生が残っています。

もしこのまま65歳まで貯蓄が0の場合、年金だけでは足りなくなる65歳以降に、その不足分をどうするか、とても重い命題です。

理想のセカンドライフ(50歳~100歳)の準備をするのに50代ではもう手遅れか!?というとそんなことはなく、まだ間に合います。

その準備をするためには、まず現状確認をしてみることから始めます。

次に自身の理想のセカンドライフにかかるお金を明確にして、足りない金額を導き出します。

そしてその足りない金額をつくる準備計画をたてて、実行していくのです。

これまで平均値と中央値という数値をみてきましたが、本当に大事な数値は自身の理想の人生設計から、導き出された数値=必要になる金額です。

そのために、この後自分がどんな人生を過ごしたいのかを明確にすることが必要になります。

その人生設計を実現するために、いくらお金が足りなくなるのかを見極めます。

そして、そのたりなくなる金額を一番良い方法で、しかも安全に蓄える準備を進めれば良いのです。

もしかしたら、自分のニーズを洗い出してみたら、そんなにお金が必要でないのことがわかり、安心ができるかもしれません。

上記のことをクリアにして、ベストな選択肢を見えるようにしてくれるのが、適切に作成するライフプランです。

独身女性が考えるべき選択

ライフプランシミュレーションを作ると、自分が準備しなければいけない金額が明確になります。

足りないお金を準備するためには、
①収入を上げて貯める金額を増やす
②支出を下げて貯める金額を増やす
③資産運用で増やす
の3つしかありません。

特にこれからの時代に重要な
③の資産運用の部分を細かく分類すると
以下の3つになります。

1. 人的資産
2.お金という資産
3. 不動産という資産

その中でも、一番重要な部分は
1.の自分という人的資産の資産運用ではないでしょうか!

そのキーワードは

健康、長く働く(そのための自分への投資など)、いざというときに助け合える人間関係

の3つです。

健康で長く働くことが、ライフプランシミュレーションの一番の改善になる場合が多いです。

人的資産をベースとして、お金や不動産の資産運用を考える順番です。

50代以降では、お金の資産運用は、商品ごとの長所と短所などの特徴を理解して、安全で一番効率の良いものから順番に考えます。

応用編

不動産資産も資産運用で考える!という発想で運用していきます。
長寿社会のこれからの時代は必要な視点です。

住居を所有して自分で住む場合は、賃料分の資産運用が
されていることになりますし、人に貸せばその賃料を得ることができます。

又、将来所有する住居を売却をしたり貸したりしてその資金を原資に終の棲家(高齢者住居)などに転居したりすることも一種の資産運用です。

ライフプランによっては、住居を所有するよりも賃貸で過ごし、手持ち資金(お金)の資産運用をした方が良い方もいます。

結局一番重要なのは、この後自分がどう過ごしたいのかのゴールを明確にして、そのゴールを実現するためのたくさんある選択肢の中からベストを見つけその準備をしていくことです。

ライフプランシミュレーションの作成をベースに、マネーデザインではそのお手伝いをさせていただきます。

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