老後のライフプランを設計するなら、専門家への相談がおすすめです。確かにシミュレーションサイトなどで老後資金や生活費を調べることもできますが、年金額や貯金額によって結果は違います。今回は、老後のライフプランを立てるときのポイントをご紹介します。
老後資金の平均収入は
平均寿命が延びることが単純に喜べないと思う人が増えているのも事実です。2019年に話題になった「老後資金2000万円問題」を自分に当てはめ、「果たして充実したセカンドライフが送れるのだろうか」と思うのも無理ないことです。
まず、老後資金の収入の基本となるのは、公的年金です。
これらは、平均いくらもらえるのでしょうか。
厚生労働省が2020年12月に発表した令和元年度(2019年度) 『厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、年度末の受給者の平均受給月額は、146,162円(月額)です。
勿論この数字は、平均金額ですので、個々人によって受給金額は変わります。ある程度正確にシミュレーションしたい場合は、
①最新のねんきん定期便で確認
②ねんきんネットで確認
の2つの方法があります。厳密に計算するのであれば、②のねんきんネットを使って、現在以降の働き方を予想し、受け取る給与・収入などをインプットすることで、より正確な資産金額が確認できます。
これに加え、厚生年金基金・年金保険・iDeco・企業年金・退職金・NISA・つみたてNISAなど「私的年金」(上記図3階・4階部分)で老後資金に厚みを持たせている方もいると思います。
さらにアパート経営など不動産収入などもあれば、老後資金の入りは、ある程度万全なものとなります。
マネーデザインには、公的年金はもちろん、私的年金や不動産運用など、さまざまな手法に精通したスタッフ、パートナーが、老後資金に厚みを持たせるアイデアとそれらに基づくライフプランをご提案致します。 ぜひ、ご相談ください。
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老後生活費としての実際の平均支出は
次に考える必要があるのが、「老後生活資金」です。
この金額こそ、それぞれの家庭、世帯によって千差万別です。今までの生活水準を急に落とすことはなかなか難しいのが現状です。しかし、年齢を重ねることで活動範囲や内容も変わってきます。現役世代の生活費をベースにその70~80%を想定するのが現実的かもしれません。
以下に 2019年に総務省が発表した、「高齢夫婦無職世帯」の収入と支出の平均的な内訳をみてみましょう。
支出の中で注目したいのが、住居費です。割合として支出総額の5.7%ですので、金額に直すと約1.3万円です。したがってこのグラフは持ち家を前提に作成されていることとになります。
賃貸住まいの方ですと、家賃負担が永久にかかることになります。もし首都圏に賃貸を借りる場合、老後の平均的な家賃負担はとても重いものになります。
このことからわかる通り、現在賃貸住まいの世帯は、資産運用を行い、金融資産額を増やし、老後の住居費などに充てる、家賃の低い地方へ移動する、既に手元資金があれば、それを頭金に住居を購入する、などの対策を立てる必要があります。
マネーデザインでは、賃貸住宅にお住いの方々の資産運用、地方移住、住宅購入などのご相談も賜わります。是非お気軽にご相談ください。
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老後ライフデザインのシミュレーションの方法
では、実際このようなライフプランを作成するときにどのようなツールがあるのでしょうか。
代表的なものは、
や その他各金融機関がそれぞれのHP上にシミュレーションツールをアップしています。
これらを使いながら老後ライフプランを作成するのも良いですが、一般的なシミュレーションソフトを使ったものは、概要をつかむものです。もし、その世帯独自の問題点や明確にしたい点などがある場合、ファイナンシャルプランナー(FP)にライフプランを作成してもらうのも一つの方法です。
弊社では、ライフプラン作成時に「ライフデザイン」の視点を加え、人的資源を大切に考え、その要素を加えていきます。
人的資源とは、その方の勤務スタイル、これからどのような生き方をしたいのか、などを総合的にヒアリングしながら、まさに各人の「ライフデザイン」を一緒に作成していきます。
マネーデザインでは、ご自分の人生の中で何を一番大切にしたいのか、しっかりとお話をお聞きしながら、コーチングの手法を使ってその内容をライフプランニングに落とし込んでいきます。その作業はなかなかおひとりでは難しいものです。マネーデザインは、お客様のペースでしっかりと寄り添いながら、50歳以降のセカンドライフを一緒にデザインしていく会社です。ご興味ある方は、是非お問い合わせください。
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