家とお金の相談窓口はどこ? 住宅ローンの悩みはFPに相談しよう

持ち家とお金の悩みは、専門家に相談してまとめて解決することをおすすめします。今回は、相談窓口でどんな悩みを解決してもらえるのか、また、まずは無料で相談したいという方のために、おすすめの相談先をご紹介します。

住宅ローンを使う大前提

自宅を購入する場合、大多数の世帯が住宅ローンを使います。借入金というと日本人にとってはとても悪い行為のように感じる方が多いですが、使い方によっては「時間を買う」という考え方もできます。

例として、3,000万円の住宅を購入するケースを考えましょう。今、まったく頭金がなく、毎月約10万円弱を住宅購入のために積み立てると考えます。利回り3%の年複利運用で考えますと、3,000万円元金と利息のトータルで19年かかります(税金は考慮せず)。

もし25歳から積立始めた場合、44歳で現金で一括購入ができるということです。

この積立期間中も賃貸住宅に住む場合、家賃も支払い、それと同時に毎月10万円の積立を19年行う必要があります。とても現実的ではありませんね

では3,000万円を19年で返済する場合、毎月の返済額はいくらになるのでしょうか。フラット35のような固定金利で仮に1.23%(期間20年未満 フラットの最低金利、諸経費など含まず)で借りた場合、月々の返済額は約14.8万円となります。

これですと、購入した時点で自宅が手に入れられ、毎月の返済額も抑えられます。
このケースは、19年という比較的短期間で返済するプランです。これを30年返済に延ばしますと、月々の返済は約10万円となります。

お得な住宅ローン控除

また、住宅ローンを借りる場合、住宅ローン控除が活用できます。

住宅ローン控除制度は、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうち、いずれか少ない方の金額の1%が10年間にわたり、所得税の額から控除されます。また、所得税からは控除しきれない場合には、住民税からも一部控除されます。

加えて、消費税率10%が適用される住宅の取得をして、令和元年10月1日から令和2年12月31日までの間に入居した場合には、控除期間が3年間延長されます。※1

居住開始時期・消費税率による控除額等は下表でご確認ください。なお、申請は、住宅ローンを借入れる人が個人単位で申請します。世帯単位ではないことに注意してください。

(出典:国土交通省住まい給付金HP)

※1 11年目~13年目は、以下の①②のうちいずれか少ない方の金額が3年間にわたり、所得税の額等から控除される。
①住宅ローン残高又は住宅の取得対価(上限4,000万円※4-2)のうちいずれか少ない方の金額の1%
②建物の取得価格(上限4,000万円※4-2)の2%÷3
※2 平成26年4月以降でも経過措置により5%の消費税率が適用される場合や消費税が非課税とされている中古住宅の個人間売買などは平成26年3月までの措置を適用。
※3 消費税率10%が適用される住宅の取得をした場合。
※4 新築・未使用の長期優良住宅、低炭素住宅の場合はそれぞれ3,000万円(※4-1)、5,000万円(※4-2)。

この表からわかることは、取得する住宅の床面積が50㎡以上ですので、50歳台の夫婦二人や単身者の住み替えや住宅購入にも使える、ということです。

国交省HP

(出典:国土交通省住まい給付金HP)

上記のイメージ図は、青・赤・黒の一番小さい額がその年の控除金額になる、ということを表しています。例えば1年目であれば、①の納めている所得税+住民税 5年目であれば ②最大控除額の40万円(新築・未使用の長期優良住宅、低炭素住宅の場合50万円)、10年目であれば、③借入残高の1% ということになります。

この住宅ローン控除は、国の持ち家政策の根幹をなすもので、場合によっては10年間で500万円、所得税+住民税が控除される、というかなりお得な制度なのです。住宅ローン控除は税額控除といって、所得税の各種所得控除を行った後、計算して算出された税額から直接控除されますので、基礎控除や扶養控除などと比べると有利な控除の種類なのです。

また、繰上げ返済と絡めると、住宅ローン控除が取れる期間は、最大限活用したうえで、この控除が終了した後、繰り上げ返済をした方がお得になります。これも繰り上げ返済のタイミングのコツといえるでしょう。

より有利な住宅ローン/優遇制度活用のご相談はマネーデザインへ!

マネーデザインは、不動産物件・制度・住宅ローンに詳しいFPの集団です。優良物件の選択・斡旋のみならず、ライフプランをベースにした、より有利な住宅ローンの選択、優遇制度との組み合わせなど、お気軽にご相談ください。

まとめ

住宅を購入する上で、大切なポイントは、物件選定と住宅ローンといっても過言ではありません。
場所を間違えないこと、更に如何に有利な資金調達ができるかが、不動産購入の大きなカギとなります。

不動産を得意とするFPの集団 マネーデザイン

マネーデザインでは、FP事務所という特徴を生かして、物件購入と住宅ローンのアドバイスを同時に行います。
住宅ローンの選択に迷ったら、是非一度ご相談ください。