50代女性の生命保険を選び。必要な保障と平均的な支出

保険は、性別や年代によって選び方が違います。50代女性の場合は、どのようなリスクに備えるべきなのでしょうか。今回は、50代女性が生命保険を選ぶときのポイントを解説します。

女性にとって必要性が高い保険とは

50歳は、年齢と共に高まる病気や怪我のリスクについて考え、生活習慣を改めたり、定期的に健康診断を受診すると共に、万が一病気になった時の備えとして保険の加入状況についても見直しておきたい節目の年齢です。女性特有の病気で入院・治療した場合、保険のプランによっては入院給付金等の支払い対象外となってしまう場合もあります。

女性特有の病気として挙げられる代表例としては、乳がん、子宮や卵巣等のガン、子宮内膜症、妊娠出産期に伴う合併症が挙げられます。ある調査によると、女性が罹患したガンの事例のうち、およそ5割を「女性特有のガンが占めていた」という結果が報告されています(厚生労働省「平成29年患者調査」より)。

入院や治療にお金がかかると同時に、万が一乳がんに罹患した場合は、乳房再建の手術を希望する場合もあるかもしれません。落ち着いた気持ちで治療を受け、その後の生活のために適切な手術へ臨めるように、お金の面からも備えを考えていきましょう。
このような女性特有の病気の場合、一般的な保険への加入だけでは十分な保障を受けられない場合もあります。また、生存率の高い乳がんのような病気の場合は、社会復帰と治療を繰り返しながら、長く付き合うことになる可能性が高い特徴をはらんでいて、万が一の場合に備えて金銭的な余裕を持っておきたいところです。

では、実際に50歳の専業主婦のAさんが乳がんと診断された場合、いったい全部でいくらぐらいかかるのか、シミュレーションしてみましょう。

前提

専業主婦のAさんは、定期健診で乳がんの疑いが指摘され、その後大学病院で再検査を受けました。その結果残念ながら乳がんと診断され入院することとなりました。 入院後のCT検査、腫瘍マーカー検査で早期発見でステージ1、転移も見られないことから部分切除の手術を行い、8日間で退院できました。 その後、今後の治療方針を医師と話したうえで決定し、抗がん剤治療を行った後、放射線治療を行うこととなりました。抗がん剤治療のため手術の翌月2日間入院し、その後は外来で抗がん剤治療を行いました。抗がん剤治療後、週5日間合計25回の放射線治療を行い、その後も定期的に検診を受けています。
ご主人はサラリーマンで、給与所得が月収27万以上51.5万円未満です。

このケースで、ざっと自己負担分を試算してみると

➀入院月(8日間)
医療費自己負担(高額療養費支給後)94,000円
その他自己負担          80,000円
合計                174,000円

②翌月の抗がん剤治療入院(2日間)
医療費自己負担(高額医療費支給後)75,000円
その他自己負担            7,000円
合計                  82,000円

③翌々月からの通院(合計25日)
医療費自己負担(高額医療費支給後)293,000円
その他自己負担            52,000円
合計                  345,000円

➀+②+③=601,000円

この金額が、乳がんで入院、抗がん剤治療、放射線治療を行った際の自己負担分となります。

(あくまで、モデルケースです。個々のケースによっては、大きく異なることがあります。)

特に50代の女性に注目される保険

今回は50代女性の保険のテーマを取り上げましたので、女性のライフプランにおけるリスクの中でも、50代で備えておきたい保険に着目してみましょう。この45歳以降〜50代の女性の場合、ご存知の通り「更年期障害」に伴う体調不良を訴える方が少なくありません。また、身体の中のバランスが目まぐるしく変化するなかで、女性特有のガンを患う方が増加し始めるのも50代です。

女性のライフプランは一律に語るのは非常に難しい問題です。特に結婚や出産などはご自身や世帯ごとの事情に伴って起こりうるリスクが異なります。一方、年齢の節目と共に罹患の可能性が高まる病気に対しては、多くの女性が共通して備えておきたいものです。女性特有のガン、疾患に対する保険については、ライフステージに関わらず備えておくと安心です。

女性の保険選びも、ご自身に沿った見直しを

保険選びに関しては、常々「ライフプラン・ライフステージごとの見直しを」とお伝えしています。

理想とする将来設計や現在のご自身・家計の状況によって適切な保険とは様々に変わるもの。これに加えて、女性の場合は結婚すること、シングルで暮らすこと、子供の有無や人数、妊娠や出産に伴う事情など、「女性のライフプラン」と、到底ひと括りにはできないほど、生き方が多様な分、抱える事情も多岐に渡るものではないでしょうか。

また、保険商品も、皆様のライフスタイルの変化に伴って新商品が開発、販売されます。前の加入から10年も経つと、その当時よりもっと商品内容が良くなり、しかも場合によっては、保障内容もより充実したものになっているかもしれません。

50歳という一つの節目は、その後のシニアライフの備えを作ったり、これまでの子供中心のライフスタイルから、新しい生活へ移行する時期であったり、更年期に伴って体調を崩すリスクが大きかったりと、変化が訪れやすいタイミングとも言えます。

これを機に、体調を整えるタイミングで安心して療養できるための備えを作っておきたいものです。「平均的な金額やプランを見ても、その保険が自分にあっているのかわからない」、そんな不安がよぎったときは、お金から人生設計を支えるファイナンシャルプランナーへお尋ねください。あなたのライフプランに沿った保険の見直しをご提案させていただきます。

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