50歳代以降は、そろそろお金の使い方を考えよう

従来のファイナンシャルプランニングでは、いかにお金を貯めるか、という事に力点を置いて相談を受けてきました。しかし中には、「そろそろ努力して貯めてきたお金をどう使ったら(取り崩したら)良いのか」というご相談もまれに受けるようになりました。

私は、この傾向はとても良いことだと考えます。50歳代以降、特に定年後は、公的年金のほかに自分が今までコツコツと積み立ててきたものをどのように取り崩したらよいのか、また取り崩しながら、いかに万が一のために資産寿命を延命するかが大切です。

今まで掛けてきた生命保険・積み立ててきた金融商品をどうしたらよいか

最近、少しずつ生命保険をやめたほうが良いのかどうか、というご相談をいただくようになってきました。

このようなご相談の場合、マネーデザインではご相談料をいただいた上で、今後の展開を一緒に考えてまいります。弊社では、世間でよくありがちな、保険や金融商品を売り込まれる、といったことがないので、その代わりご相談料をいただくこととなります。

最近の“賢い”相談者は「保険をやめたい」とか「投資信託をやめたい」と相談しに行くと、他の金融商品を勧められるのでは、と思われがちですが、弊社では無駄な商品をご紹介せずにご相談料をいただき、適正なアドバイスをご提供いたしております。

お金の3つの機能

そもそも、お金はどのような機能を有しているのでしょうか。あまりにも日常過ぎて、お金の機能までじっくり考えたことなど無い方が大部分かと思います。

全国銀行協会のHPでは、以下の3つのお金の機能が紹介されています。

1. 価値の保存機能
お金の名目価値は変化しません。お金を銀行に預ける、金庫にしまうなどして、持ち続けていれば富を蓄えられます。

2. 交換機能(決済機能)
物々交換の経済では、お魚を持っている人がお肉を欲しいと思っても、お肉を持っている人がお魚を欲しくなければ交換は成立しません。しかしお金とならお魚、お肉を交換(決済)できます。これにより「お魚とお肉を交換してもよい」と、両者の欲求が一致する必要はなくなります。お金は交換の媒介として機能を持っています。

3. 価値の尺度機能
世の中で販売されている食べ物やサービスにはすべて値段がついています。一般的に値段の高い商品やサービスほど、私たちが感じる値打ちも高くなります。例えばお寿司1カン100円か、1カン1万円では、後者の価値が高く感じます。このように商品やサービスの値打ち、価値を決める物差しとしての働きがあります。

money function

(出典:全国銀行協会HPより)

ここにご紹介した3つのお金の機能は、実際紙幣や硬貨・電子マネー・クレジットカードなどを使うときに、人間の経済活動を営むのに当たり前に使うものです。

我々FPのところにご相談に来られる方は、これらの3つの機能を持ったお金をどのように増やし、守るかという事に主眼を置かれます。

私は、お金が豊かな生活を送るために、絶対的なものとは考えません。お金以上に大切なものがあるというのが考え方の根底にあります。

しかし、お金があると、気持ちに余裕が生まれ、焦ることがなくなります。様々なことのできる範囲が広がってきます。

一生涯に使いきれないお金を貯めこんでいる富豪も世界を見渡せば多数います。しかし、ありふれた言い方になりますが、お金は死後の世界には持っていけません。その分は、配偶者やお子様がいらっしゃる場合は、その方々に遺産として渡ることになります。

50歳代の方々は、先々の生活に何かあった場合に備え安心を得るために、今までお金を目的もなく貯めてこられたのではないでしょうか。

2020年になるまで、パンデミックという言葉を身近に感じていた方は、医療関係の方を除くとほんの少数だったと思います。しかし、2020年になって突然Covid-19というウィルスが出現し、世界が一変しました。
このように人生の歩みの中で、一寸先は闇、という言葉をこれほど痛切に感じた時代はなかったと言えるでしょう。このような事態に備えて、お金をためておく必要がある、とより一層感じていらっしゃる方々も多いのではないでしょうか。
しかし、いつまでもコロナシフトを続けるわけにはいきません。ワクチン接種が進み、いつかはコロナが終息し、経済が回り始める時が来ることは間違いありません。

その時、皆さんはご自身のライフデザインがどうなるか、描いていらっしゃいますか?。テレビなどでは「リベンジ消費」と言って、今まで抑圧されていた飲食、旅行などが活発になり、その分野の成長が著しくなるとも予想されています。

もちろん、そういった今まで我慢してきたことを行うことも当たり前の消費行動ですし、今まで思い描いていたけれど、コロナによりできなかった新たなチャレンジに取り組もうとすでに考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私は、コロナ禍があってもなくても50歳代以降の方々は、そろそろお金の使い方を真剣に考えるタイミングだと考えます。
人生100年時代の折り返し地点に立つのを好機ととらえ、今後の資産をどう取崩し、より充実した生活を送っていくか、が大切なのは言うまでもありません。

これから残りの人生の目標ややりたいことを思い描き、そのためにはどうしたらよいのか、まずそれをふまえた上で、その手段として何が使えるのか、を考えていくのが重要です。

それを考えず、単に生命保険を解約する、資産運用をやみくもに行う、といったことはある意味本末転倒とも言えます。

リ・ライフデザイン

50歳でリ・ライフデザインを行うことは、絶好なタイミングとも言えます。
マネーデザインでは、お客様がこれからどのような人生を送りたいのか、じっくりヒアリングをさせていただいたうえで、リ・ライフデザインのアドバイスをさせていただきます。
単にお金を増やすという発想だけでなく、有効にそして有意義なお金の使い方を一緒に考えていく発想で、ナビゲーションをさせていただきます。