50歳から考える 親世代の相続

50歳台になると、そろそろご両親のことを考えるタイミングでもあります。身体、心、お金、住まいなど、 心配になることは多く出てきます。特に人生100年時代と言われ始め、健康寿命と平均余命との差が広がりつつあります

(出典:厚生労働省)

少し古いデータですが、2010年(平成22年)2013年(平成25年)2016年(平成28年)の平均寿命と 健康寿命の差を表したグラフです。

医療技術の進歩により、平均寿命も延びていますが、健康寿命も延びています。さらにそのGAPも 短縮されています。しかし、2016年は、健康寿命と平均寿命の差が、男性8.84年 女性12.35年もあります。

その年月は、決して寝たきりになるというわけではありませんが、薬を服用する、リハビリに 通うなど、何かしらの医療行為が必要とされる期間です。

生きている間

高齢期のライフプランを考える際、まず「生きがい・目標」があると、人生の張りが違ってきます。 自分の存在意義が明確になると、活力が湧き、より充実した人生を送ることができます。

最も頭を悩ますのは、高齢期の住まいをどうするか、ではないでしょうか。同居・独居・施設など 選択肢がある中で、親御さんとよく話したうえで、どのような選択肢があるか、まずはそこから考える ことをお勧めします。

また、介護状態(運動機能の低下、認知機能の低下)により、様々な選択肢の中でどのような解決方法が 良いのかはそれぞれの家庭で全く異なります。

そのすべてに関わることは、周りとの人間関係がとても大切なポイントです。そのことを考慮せず、 方法だけ先行しますと、かえってことを複雑にするかもしれません。

亡くなったあと

残念ながら亡くなった後、いろいろな手続きが発生します。

お葬式、死後の手続き、遺品整理など、様々なことを処理する必要があります。

まず、お亡くなりになってから4か月以内に準確定申告、そして10か月以内に相続税の申告と 立て続けにおこなう事柄が多くあります。

それらをお子様達でやるのはなかなか大変なことです。これらの手続きをいろいろな専門家に 依頼するのも一つの方法かもしれません。

マネーデザインができること

マネーデザインはかかりつけの内科医の立ち位置にいます。もし、相続税や不動産の移転登記などが必要と なった場合、外部の専門家におつなぎして、最後までしっかりとサポートする体制を整えています。